2026.10.29(木)
綾織りとサテン織りの違いとは? 光沢と強さを両立したナイロンテープ「流(厚)」
平織・綾織・朱子織(サテン)の違いと、光沢と強さのバランス
この記事の要点
- 織物の基本となる組織は、平織・綾織・朱子織(サテン)の3つです。
- 経糸が緯糸を飛ばす本数が多いほど光沢は増しますが、糸が浮いている分だけ横からの擦れに弱くなります。
- 当社の「流(厚)」は綾織りのナイロンテープです。光沢を出しながら強度が落ちないように作っており、38mm幅の引張強さは20,500N(約2,090kgf)です。
織物の基本は3つの組織
- 平織:経糸と緯糸が1本ずつ交互に上下して交わります。交わる点が最も多く、丈夫で表面は平らです。
- 綾織(ツイル):経糸が緯糸を2本以上飛ばして交わります。交わる点が斜めに連なるため、表面に斜めの線(綾目)が現れます。
- 朱子織(サテン):経糸が緯糸を4本以上飛ばし、交わる点が隣り合わないように散らして配置します。一般に、組織の繰り返しの単位が経糸・緯糸とも5本以上のものを朱子織と呼びます。
飛ばすほど光沢が増し、擦れには弱くなる
経糸が緯糸の上に長く浮くほど、表面に出る糸の面が広く滑らかになり、光をよく反射して光沢が増します。サテンの艶やかさはこのためです。
その一方で、浮いている糸は押さえが少ない分、横からの摩擦に弱く、引っかかりや毛羽立ちが起きやすくなります。光沢と擦れへの強さは、組織の選び方でバランスを取る必要があります。
「流(厚)」は光沢と強さを両立した綾織り
「流(厚)」は綾織りのナイロンテープです。サテンほど糸を浮かせず、綾織りの組織で光沢を出しながら、強度が弱くならないように作っています。
糸にはナイロンのフィラメント糸(長繊維)を使い、38mm幅の引張試験では20,500N(約2,090kgf)を記録しました(JIS L 1096準拠、一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター、2013年)。
同じ太さの糸・同じ織り方のまま、中空糸で約20%軽くした「ナイロンフェザー」もあります。
バッグに使うときのポイント
光沢のあるテープは、金具や生地・革との色合わせで印象が大きく変わります。
よくある質問
Q. 綾織りとサテン(朱子織)の違いは何ですか?
A. 経糸が緯糸を何本飛ばすかの違いです。綾織りは2本以上飛ばして斜めの綾目が出る組織、朱子織はさらに4本以上飛ばし、交わる点を散らした組織です。飛ばす本数が多いほど光沢は増しますが、横からの擦れには弱くなります。
Q. 光沢のあるテープはバッグの持ち手に使えますか?
A. 流(厚)は綾織りで擦れへの強さも考えて作っているため、バッグの持ち手にもお使いいただけます。
Q. 「流(厚)」と「ナイロンフェザー」の違いは?
A. 糸の太さと織り方は同じで、フェザーは中空糸を使って約20%軽くしています。強度は流(厚)の約64%ですが、バッグの用途には十分な強さがあります。
商品・お問い合わせ
流(厚):https://kasai-tex.jp/shop/product/nylon-tape/nylon-satin-1027/
ナイロンフェザー:https://kasai-tex.jp/shop/product/nylon-tape/nylon-feather-1038/
仕上がりイメージ、使う場所、必要な幅、予定数量をお知らせください。一緒に商品選びを検討します。
お問い合わせ:https://kasai-tex.jp/contact/